学術集会

第33回日本新生児看護学会学術集会

https://gakkai-e.jp/jann33/

 

33回日本新生児看護学会学術集会ご挨拶

 

 

33回日本新生児看護学会学術集会

会長 深尾 有紀

(長野県立こども病院 新生児病棟 師長)

 

 この度、第33回日本新生児看護学会学術集会を2024119日(土曜日)~10日(日曜日)の日程で、長野県松本市のアルピコプラザホテルとホテルブエナビスタにて開催させていただくことになりました。コロナ禍を経て、地方での開催は5年ぶりとなります。

 学術集会のテーマは「Family Centerd Careのこれから」としました。新生児医療・看護の領域において、家族に寄り添いながら赤ちゃんと家族を中心にしたケアを考える「Family Centerd Care」という言葉は、日常語と言っても過言ではない程に浸透しています。それぞれの施設に合ったやり方で、様々な努力・工夫をされた家族支援が行われていることと思います。では、なぜ今、あえてFamily Centerd Careなのか?。昨今の医療技術の進歩や医療機器の開発等により、新生児の救命率は極めて高いものになっています。更に、新生児の将来的な発達予後の改善を考えた時、その伸びしろは家族の力にあるのではないかと思います。私たちは、ご家族が面会に来てケアを行うだけでなく、治療や看護の評価に対し積極的に意見を述べられる環境を整備していくことが求められるのではないでしょうか。ご家族もそれを意識して能動的な行動がとれる、自分のこどもに対する理解にご家族自身が自信を持てる、そんな支援をより強く意識するのが、Family Centerd Careの「これから」の部分ではないかと考えました。私たちは、コロナ禍での家族の面会制限などを経験した中で、家族の力の大きさ、重要性をより強く感じたことと思います。同時開催となる中村友彦会長の第68回日本新生児成育医学会学術集会も同様のテーマとしています。多職種で協働しながら、家族の力を活かした新生児医療・看護のために皆様と様々な視点から改めてFamily Centerd Careを考える学術集会としたいと思います。

演題募集の締め切りは概ね5月下旬~6月上旬を予定しております。沢山の演題をお待ちしております。会場の収容人数に限りがあるため、参加登録が始まりましたら、出来る限り事前登録をお願いしたいと思います。状況によっては、事前登録の方を優先した参加制限をお願いする可能性があることをご理解いただけたら幸いです。

 少し身の引き締まる寒さを感じるようになる、秋真っ盛りの信州にて皆様をお持ちしております。どうぞ、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

 

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