学術集会

第29回日本新生児看護学会学術集会のご案内

会長挨拶
  第29回日本新生児看護学会学術集会
  会長 古川 秀子
  公益社団法人今給黎総合病院NICU師長

                                                                                                        

この度、第29回日本新生児看護学会学術集会を鹿児島で開催させていただくことになりました。
会期は2019年11月28日(木)~29日(金)の2日間、鹿児島市内で桜島が一望できるSHIROYAMA HOTEL Kagoshima (旧城山観光ホテル)す。年号が変わる年にこの学会を開催させていただくことはとても光栄に思っております。

新生児看護学会は、新生児看護の向上と専門分野の一分野として確立していくため、
全国的なネットワークを作りその中で研鑽し合うことを目的とし、平成3年、第36回
日本未熟児新生児学会と併行して、それまでの新生児サテライトミーティングを改め、第1回日本新生児看護学会が発足しています。そして、新生児看護に携わる看護職が討論できる場が設けられました。第1回では、新生児看護職209人でしたが、現在では、1000人を超す会員となっています。
今回、第64回日本新生児成育医学会・学術集会も同会場で開催されます。
医師と協働してきた原点の新生児看護への情熱を思い出しつつ、そして、臨床心理士、薬剤師、リハビリテーション、臨床工学士と合同シンポジウム、ワークショップで討論し、看護の向上に繋がることを期待しています

本学術集会のテーマは、「新生児看護の魅力」とさせていただきました。

近年の新生児医療のめざましい進歩により、たくさんの重篤な赤ちゃんが障害なく救命できるようになりました。入院時は目を閉じていても、呼吸状態が安定してくると、しだいに四肢を動かし、そして初めて目を開いて、ゆっくり目をきょろりきょろりする瞬間に出会った時は、大変感動します。その感動をご家族と共有し、地域で安心して生活できるためのファミリーケアが必要とされています。
急性期の看護、グローイングケア、退院支援のための地域連携について看護を討論することで看護の魅力を共有できる機会になると考えます。
そして、看護職をめざしている学生や新生児看護の経験年数の異なる看護職同志、他職種の方々と学会会場で交流をもち、今まで以上に新生児看護に興味をもっていただけると幸いです。
 平成の時代に発足した新生児看護学会が新しい年号とともに更に向上していけるような会にしたいと考えます。
 
 第29回日本新生児看護学会学術集会事務局【ホームページ URL】    http://jann29.umin.jp/