学術集会

第26回日本新生児看護学会学術集会案内

ご挨拶

 第26回日本新生児看護学会学術集会を平成28年12月2日(金)・3日(土)の日程で大阪国際会議場におきまして開催させていただきます。

本学術集会は、新生児看護の様々な課題について、実践での取り組みや研究で得られた知見を発表・討論するだけでなく、多職種の交流の場にしたいと考えています。広く意見を交換し、探求していくことで、新生児看護の次への一歩につながることを期待し、学術集会のテーマを「いって(言って・行って)みぃひん? 次への一歩」としました。

また、同期に第61回日本新生児成育医学会・学術集会が同会場で開催されます。そこで、両学会合同でシンポジウムと特別講演を企画しています。

 近年、医療の高度化・複雑化に伴い、多様なスタッフが各々の専門性を発揮し、連携することで、患者に適した医療を提供する「チーム医療」が推進、実践されています。NICUにおいても、医師、看護師だけでなく、さまざまなコ・メディカルが子どもとその家族に関わり、連携を図るようになってきています。しかし、それぞれの職種の役割や立場、子どもとその家族にどのように関わっているのかをお互いが十分に認識し合っているとは言いきれず、また、施設間でも違いがあります。そこで、合同シンポジウムにおいて、子ども・家族の「次への一歩」を新生児医療に携わる多職種で考えたいと思います。また、2つ目の合同シンポジウムは、テーマを療養環境としました。高度医療が行われる中でも、居心地が良く、安心できる空間が求められようになってきました。今回、環境に携わる専門の方より改築に関わられた経験をお話しいただき、療養環境の変化が子ども・家族だけでなく、そこで働く人にどう影響したかを討論したいと思います。

 特別講演は、双子のパンダを飼育された経験を持つ白浜アドベンチャーワールドの方から、種は違えど同じ哺乳類として、愛情をかけて育む視点から、パンダの子育てについてお話いただこうと考えています。

看護教育セミナーでは、出生後からNICUに入院するまでの過程において、如何に子どもの安全守るかを考えたいと思います。低出生体重児や疾患を持って生まれた子どもが、NICUに入院するまでの過程は施設により様々です。蘇生場面での看護スタッフの介入やNICUへの搬送方法、入院時のケアのポイントなどをいくつかの施設にご紹介いただこうと考えています。

 シンポジウムは、退院支援をテーマにしました。子どもが円滑に退院できるためには、入院時からの退院調整が必要です。限られた病床をコントロールし、適切な時期に家庭保育・在宅移行できるように、急性期・在宅移行期・退院時・在宅でどのように子どもと家族を支援すればよいのか、地域との連携は?…管理の視点での現状や思いをお話いただこうと考えています。

 ワークショップは、子どもの受け入れが困難な家族と新生児について、1事例を通し、胎児期(妊娠期)、分娩・出生時、NICUに入院初期、回復期、退院時と各期での看護スタッフの関わりについて、それぞれの立場での思いを語り合う機会を設ける予定にしています。また、このような中、質の高い看護を提供するためのスタッフ教育についてのワークショップも企画しています。

皆さまにとっても実りある「次への一歩」となる学術集会を目指していきたいと思います。多くの方のご参加を心よりお待ちしております。

 

第26回日本新生児看護学会学術集会

会長 炭本 由香(地方独立行政法人 大阪府立病院機構 大阪府立母子保健総合医療センター)

第26回日本新生児看護学会学術集会ホームページ 

http://web.apollon.nta.co.jp/jann26/